fxoon 1.3.1 リリース

だいぶ機能追加したので一気にバージョン上げました。

fxoon 1.3.1 リリース。
http://wintelmac.dip.jp/up/src/up0030.xpi.html

bpp 0.3 リリース。
http://wintelmac.dip.jp/up/src/up0032.zip.html



突然DLが出来なくなる現象に関して

今度こそ、と思って実は2日ほど試験運用した上でのリリースなので、だいぶ自信があったんですが……こちらでは残念ながら再現しておらず、どこが悪いのか途方に暮れている状態です。
発生した方は、以下の情報をお寄せいただければ幸いです

  • デバッグフラグをONにしたとき、毎秒0が出力されてますか?
  • それとも「取得開始」が表示されてそのままの状態ですか?
  • もしくは最後にDLできたものが「取得終了」と表示されていて、0も何も出力されていませんか?
  • それ以外の何らかのエラーが表示されていますか?

バグを突き止めるのにかなり役立つ情報になるので、そのあたりを教えていただけると助かります。よろしくお願いいたします(相変わらずの全面規制でまったくスレに書き込めないのでこちらでお知らせしてます)

fxoonとは

ニコニコ閲覧時

動画再生時

ぱらすて閲覧時

BOON SUTAZIOが惜しまれつつも開発・公開終了してしまったので、なんとかならないものか、とFirefoxで同じような機能を実装しようと試みているアドオンです。細かいところで機能追加(予約とかぱらすて対応とか)がされていたり、逆にまだ機能が足りていなかったり(ソートとか)しますが、基本機能は実装できたんじゃないかな、と思われます。尚、BOON Playerに相当する動画再生ツールは付いていないので、既存のBOON Playerを利用するのが一番オススメですが(動作確認もこれでしかしていないので)、ほか、NicoPlayer等の同様のツールを導入することでも連携可能なはずです。

対応状況

通常の開発はWindowsXP HomeとFirefox2で行っています。たまに動作確認をFirefox3 Portableでも行っています。

更新箇所

  1. bppを外部アプリとして追加(詳細は後述)
  2. どこでも常に録画ボタンを表示させる設定を追加。
    • ニコ動以外のサイトでニコ動のリンクがある時、自動的に録画ボタンを追加します。
  3. 動画のサムネを見られるようにした
    • ダウンローダで見たい動画を選択して「I」で表示されます。やっつけ仕様なので次回もう少しマシにします。
  4. 録画ボタン右クリックでメニュー表示にするように仕様を変更
    • いきなり最初からコメントだけor動画だけ落とすことが出来るようになりました。
  5. エコノミーでDLしたら自動的にflvにするよう処理を変更
  6. ダウンロードリスト全削除を復活
  7. ファイルの種類によって再生プレイヤーを変えられるようにcfgファイルのコマンドを追加
    • cfgファイルで execute[TAB]拡張子[TAB]再生プレイヤーのパス を追加すると使えます。swf形式が増えてきましたがBOON Playerだと再生できない(よね?)ので、swfだけは別のプレイヤー(NiMoPlayerとか)を使いたい、という場合に使ってください。
  8. バグフィックス
    1. ダウンロードしているといきなり落とせなくなる現象の回避ができたかもしれない。
    2. 状態表示に動画とかコメントがあるのはおかしい気がしたので、対象カラムを新規に追加。邪魔な人はカラム表示設定から非表示にしてください。
    3. リストを複数選択削除をしたときの古典的なミスを修正。

次のバージョンで実装するもの

  1. 投稿者コメント対応
    • てっきり一緒にコメントとして落ちてきているものだと思い込んでた…。落とすのは簡単ですが、コメントファイルにどうやって追加するか(差分取得の問題もあるので)を決めかねているので次回で。

bppとは

はじめに

boon player plus の意味でbpp。とりあえずboon playerの利用を前提としているため、NicoPlayerやNiMoPlayer等の他ツールでは使えません。

使い方
  1. fxoonの「設定フォルダ」と同じ場所(fxoon.iniがあるところ)にbpp.exeを置く
  2. 「fxoonの設定」から「DL後に自動再生する」をonにする

以上で使えます。
やれることは表現の通り、DL後に自動再生をする、というものになります。DLすると一時的なプレイリストを生成し、DLした順に再生を開始し、動画の再生が最後までいくと次の動画の再生を開始する、というものになります。個人的には地味だけどかなり便利な気がします(swfを追加すると停止します)。

fxoonからの使い方
  • fxoonのファイルリストから「L」でプレイリストが表示されます
  • 「<」「>」キーで選択したプレイリストの順序が操作できます
  • 「DELETE」で選択したプレイリストから選択したものを削除します
  • 「ENTER」で変更したプレイリストを保存して閉じます
  • 「L」を押すと閉じます(変更は全てキャンセルされます)
中身について

rubyexerbで作られているため、やっていることに比べてファイルサイズが無意味に大きいし、効率も悪いです。しかしC#わかんないし、かといってC++等で組むとか今更やってられなかったのでとりあえずこれで。ちなみに外部から操作して擬似的にプレイリストを生成することが出来る、というのはFOON SUTAZIOの説明文からのいんすぱいあです。まだまだ気長に公開待ってますですよ。

機能一覧

  • 録画(ニコニコ、ぱらすて)
    • 選択したファイルをダウンロードします。
  • 予約(ニコニコ、ぱらすて)
    • エコノミータイムを避けてファイルをダウンロード。19時前であれば即時ダウンロードします。録画ボタンを右クリックすることで予約状態での追加ができます。
  • 広告除去(ニコニコ)
    • デフォルトではオフです。
  • 時報除去(ニコニコ)
    • デフォルトではオフです。
  • コメントの追加保存(ニコニコ、ぱらすて)
    • 既存でコメントファイルがある場合は、差分を追加で付け足して保存していきます。ぱらすてはコメント上限がないような気がするのでそのまま落としてます。ニコニコに関しは、設定で「フィルタの自動置換」をONにしておくと、フィルタを解釈して自動的に変換したコメにして保存します。
  • ぱらすてのコメントをBOON化
    • ぱらすてのコメントファイルをBOON Player等が解釈できるニコニコ形式に自動変換して保存します。
  • コメントのBOON SUTAZIO対応化(ニコニコ、ぱらすて)
    • ニコニコはもちろんですが、ぱらすてのコメント仕様をBOONで読めるように変換して保存します。たぶんNicoPlayerとかでも見れるんじゃないかと。実験してないけど(ぱらすての再生数等は現時点では反映させてません)。
  • 動画ファイルの自動リネーム
    • 動画ID、動画タイトル、拡張子を任意に組み合わせて自動リネームができます。
      • fxoonの設定から「保存の際の命名記法」について
      • %TITLE% : タイトル
      • %ID% : 動画ID
      • %EXT% : 拡張子
      • 上記に従って保存時に自動置換されます。デフォルトでは%TITLE%.%EXT%という形式(タイトル.拡張子)で保存されます。IDを含めたければ、例えば、【%ID%】%TITLE%.%EXT%とすることでファイル名の先頭に【動画ID】が自動付与されます)。
  • タグ検索(ニコニコ)
    • ローカルに保存した動画を「タグで検索する」ことが出来ます。「タグをロード」をすると、同名のコメントファイルがある場合は、その中から動画IDを取得して取りに行きます。一回やればあとはキャッシュが機能するはずです(ファイラのキャッシュの有効化を設定しておかないと毎回フラッシュされるので要注意。あと、ネットワークフォルダで開くとどうも重い、といっていた方は、キャッシュの有効化で若干効果があるかもしれません)。
  • 超オレ仕様なファイラを実装。
    1. fxoon.iniと同じフォルダにfxoon.cfgファイルがあると、それをまず最初にロードします。
    2. cfgファイルではdataとsegmentが指定できます。dataは動画ファイルの保存場所、およびその識別名を指定できます(識別名は指定しないことも可能ですが、その場合はhomeフォルダ一覧として表示されません。ALLにした場合に初めて当該フォルダ内のファイルが表示されることになります)。segmentはタグもしくはタイトルによって、ダウンロード時に保存先を切り分けることが出来ます。UTF-8Nで保存しないと機能しません。executeは拡張子で再生ツールを切り分けます。認識に失敗した場合はエラー行がコンソールに表示されるはず。cfgファイルの書き方は下記の通りです(TABは1つ以上のTABであればいくつ連続していても一つの区切りとして認識されます)。
      data[TAB]フォルダのフルパス[TAB]識別名
      segment[TAB]title:タイトル[TAB]フォルダのフルパスor識別名
      segment[TAB]tag:タイトル[TAB]フォルダのフルパスor識別名
      execute[TAB]拡張子(例:swf)[TAB]再生ツールのフルパス
      • Enter:指定したプレイヤーで選択ファイルを実行
      • H:homeフォルダの表示。cfgで指定した通称名に従って、どのフォルダの中身を表示するかを指定できます。もう一回Hを押すと閉じます。
      • F:フィルタ(ファイル検索)。タイトル及びタグでフィルタリングをかけます。尚、日本語を検索文字に指定した場合、IMEがONになったままだと、上記のGとかFとかがそのまま押しても反応しません。そうなったら慌てずにIMEをOFFにした上で、再度押してください。たぶん反応します。
      • T:タグをロードします。
      • F5:登録されているフォルダから再読込します。
  • ダウンローダのショートカット
    • G:動画のURLを指定してダウンロードを実行します。
  • 全体でのショートカット

アップデートの方法

iniファイルに互換性はかろうじてあるはずですが、ダメな部分も多いので、アップデート後、設定の確認を必ずしてください。「fxoonの設定」フォルダをデフォルト以外の場所にしている人は、初回インストールの方法でそのまま問題なくアップデートが可能です。デフォルトにしている人は以下をやってください。

  1. fxoon.iniファイルのバックアップを取ります。場所がわからない人は、fxoonの設定で、「設定フォルダのパス」としてかかれているパスをコピーして、エクスプローラのアドレスに入れて移動してください。そこにあるfxoon.iniをデスクトップとかその辺にコピーします。このとき使ったパスは覚えておいてください。
  2. fxoonのxpiファイルをfirefoxの「ファイル」→「ファイルを開く」から選択して開きます。
  3. インストールするか、と聞かれるのでYes。再起動を要求されるので再起動してください。
  4. 再起動が完了したら、デフォルトの場所を使っている人はそのままfirefoxを終了して、先ほどのfxoon.iniのパスの場所を開き、そこにあるfxoon.iniに、先ほどバックアップしたfxoon.iniを上書きしてください。デフォルトの場所を使っていない人は、「fxoonの設定」から「設定フォルダのパス」を再度、任意の場所に設定しなおしてからfirefoxを終了し、終了後に自動生成されたfxoon.iniに、バックアップしておいたfxoon.iniを上書きしてください。
  5. firefoxを起動します。無事に設定が引き継がれていたら成功です。

初回インストールの方法

  1. fxoonのxpiファイルをおとします。
  2. Firefoxを起動後、「ファイル」→「ファイルを開く」でfxoonのxpiを開きます
  3. インストールを実行します
  4. 再起動が要求されるので再起動します
  5. 「ツール」→「fxoonの設定」から、「動画の保存フォルダ」を指定します(アップデートの人はちゃんと指定通りのになっているかを確認するだけでOK)。これを指定しないとダウンロードできません。「動画再生Playerのパス」を指定すると、ファイラやダウンローダからファイルをダブルクリックした際に、指定されたPlayerで動画を再生します。その他の項目は上記を見てください。

ダウンロードに失敗するとき

設定で「デバッグモードフラグ」にチェックを入れてください。エラーコンソールのメッセージに色々表示がされるはず。致命的なエラーの場合(ダウンロードできないとか)はエラーコンソールのエラーに出力されるはず。
メッセージで取得開始が出ているのに取得完了が出てない場合は、単にサーバが重くて接続がもたついているだけです。一回接続を切ってもう一度やるといいかも。エラーがガリガリ出てる場合はもうちょっと深刻な問題があります。どんなエラーが出ているかを報告してくれるとバグがつぶせるかもしれません。

今後の方向性(チラシの裏

既にお気づきの通り、ダウンローダとファイラの区別が徐々に付かなくなってきています。概念的には「データを落としている最中のもの→ダウンローダ」と「データを落とし終わったもの→ファイラ」となっていますが、ダウンローダのログを消さずに残したまま、通常使うファイラとして活用している人も多いのではないかと考えています。
従って、「ファイルのリスト」という概念でまとめておいて、「落としている最中」「落とし終わった」は状態として、フィルタで切り分けることが出来るようにしておいた方が、同じ機能を内部で2回も実装することがなくなる上、ファイラとダウンローダの同期を取る必要もなくなるので合理的だなぁ、と。
というわけで、次のバージョンからダウンローダとファイラをくっつける方向でいきます。

規制勘弁してください

調べたら全面規制とか。困ったモンだ……。